毛髪再生医療とは?
毛髪再生注射はヒアルロン酸に替わる治療法で、皮下組織増加血漿(皮膚再生医療)を利用したPRP(多血小板療法)を超えた最新の再生医療です。皮膚再生医療は患者さまの血液から血漿を取り出して、FGFなどを加えて加工して使用します。皮膚再生医療はPRPと違い半年後に注射部位が急にふくらんだり、硬くなったりすることがなく注射ができます。一方、PRPは皮下組織深部にしか注射できません。
皮膚再生医療部位と注射量の概略
毛髪再生注射と言われても解らない方が多いと思います。脂肪幹細胞注射はヒトの脂肪細胞を細胞株化(通常、脂肪細胞は培養できませんが、一部の脂肪細胞は死ななくなり、培養可能となります)した脂肪細胞の培養上澄を注射製品化したものです。問題点は新型コロナウイルスのように未知のウイルスや既知のウイルスが混入する可能性があることです。
毛根再生溶液はFGF(線維芽細胞増殖因子)、脂肪乳剤、お客様の血漿を組み合わせたもので、新型コロナウイルスのように未知のウイルスや既知のウイルスが混入する可能性がほぼありません。
PRP毛根髪再生効果があるとして使用されていますが、PRPでは注射後の再膨張があり、形成される組織量をコントロールすることができず、頭皮に線維組織ができてしまい、頭皮がでこぼこになる危険性があります。
毛根再生溶液は頭皮の皮下脂肪組織に作用して、皮下脂肪組織を増加させ、皮下脂肪組織の血流が増え、毛根が再生します。また、毛髪が太くなります。PRPのように頭皮が凸凹にならず、脂肪幹細胞注射のようにウイルスの混入の心配もありません。
毛髪再生溶液の調整
20ml採血し、血漿を分離する。国産の線維芽細胞成長因子および国産の脂肪乳剤をこの血漿に加えて皮膚・皮下組織再生溶液を調整します。
施術
笑気ガス吸入または麻酔クリーム塗布にて、鎮静または鎮痛をはかったうえでお客様の乳房皮下組織または乳腺後脂肪組織に34ゲージ注射針で皮膚・皮下組織再生溶液を注入します。
リスク
1回の治療でご希望がかなえられない場合があります。皮膚・皮下組織再生注射後に注射部位に色素沈着が出現することがあります。
施術を受けられない方
卵アレルギーのある方ではアナフィラキシーショックで死亡する可能性がありますので施術を受けられません。食事制限で体重を減らしている方、明らかな心疾患、抗血小板剤、抗凝固剤を服用中の方、免疫抑制剤を服用中の方、腎疾患、肝疾患にかかっている方、血中アルブミンが低下している方、高度の高脂血症(中性脂肪が500mg/dl)、癌に罹患している方、高度な貧血の方、膠原病、感染症に罹患している方も皮膚・皮下組織再生注射が受けられません。他に受けられない可能性の疾病がありますので、事前に医師にご相談ください。
副作用
皮膚・皮下組織再生注射の副作用は、皮膚の色素沈着5%前後の頻度で出現し、日焼けしている方にみられます。皮膚の色素沈着に対してはトラネキサム酸を処方します。注射部位の腫れには内服で改善します。色素沈着はまたQYAGレーザーの照射でも改善できます。