胸を気軽にサイズアップ可能なヒアルロン酸豊胸とは?ヒアルロン酸豊胸の特徴まとめ!
ヒアルロン酸豊胸はメスを使用せずに行える豊胸手術で、手軽な豊胸手術として知名度が高いことから「プチ豊胸」と呼ばれる場合もあります。
そのため、豊胸手術を受けて胸を大きくしたいと考えた時には、まずヒアルロン酸豊胸に興味を持つ方が多いようです。
しかし、ヒアルロン酸豊胸以外にも患者への負担を最小限に抑えられる豊胸手術は存在します。
この記事では、ヒアルロン酸豊胸の特徴やメリット・デメリットの他、ヒアルロン酸豊胸のデメリットをカバー可能な脂肪再生豊胸について紹介しましょう。
ヒアルロン酸豊胸とは
ヒアルロン酸豊胸では、ヒアルロン酸を胸に注入してバストのサイズアップを行います。
胸を大きくしたいという方以外にも、左右の胸の大きさの違いが気になる・授乳後の垂れてしまった胸を改善したいという方にも効果がある豊胸手術です。
手術そのものがヒアルロン酸の注入のみで完了するため、ダウンタイムがほとんどなく、患者の負担を非常に少なくできるなどの特徴があります。
豊胸手術で使用されるヒアルロン酸とは
本来ヒアルロン酸はもともと体内にある成分なので、そのままの状態で使用すると短時間で体に吸収されてしまいます。
そのためヒアルロン酸豊胸で注入されるヒアルロン酸は、架橋して体に吸収されにくい状態に変化させているのです。
架橋とは化学結合で結ばれる化学反応のことです。
ただし、架橋されたヒアルロン酸は体質によって、アレルギー反応・炎症が起こる可能性があることを知っておきましょう。
ヒアルロン酸豊胸のメリットとデメリット
手軽に受けられる豊胸手術として知名度の高いヒアルロン酸豊胸には、メリットだけでなくデメリットも存在しています。
ここではヒアルロン酸豊胸のメリット・デメリットを詳しく説明しましょう。
ヒアルロン酸豊胸を受けるメリット
ヒアルロン酸豊胸のメリットには、次のようなことがあります。
手術時間が短い傷跡が残らない
ヒアルロン酸豊胸は注射を使った注入のみの手術で完了するため、その手術時間は20分程度で完了します。
注入方法は医師によって変わりますが、多くの場合は麻酔を使用してからの手術となります。
傷跡は3mm程度の針穴だけで済むため、傷跡が残る心配はいりません。
ダウンタイムが少ない
ヒアルロン酸豊胸ではメスを使用しないためダウンタイムが少なく、当日から通常の生活が送れます。
1週間程度は筋肉痛のような痛みを感じる場合もあますが、豊胸手術のために仕事を休む必要はないでしょう。
豊胸手術をしたことが見た目ではバレにくい
ヒアルロン酸豊胸では一度に多くのヒアルロン酸を注入することができません。
1サイズアップまでが胸を大きくできる限界になりますが、その分「突然胸が大きくなった」と職場仲間や知人に気づかれる心配はないでしょう。
気に入らない仕上がりだった場合は時間の経過によって元通りになる
ヒアルロン酸豊胸の効果は半永久的に続くものではありません。
こちらはデメリットにもなる事実ですが、もし豊胸手術の結果が自分の理想と違った場合にも、手術の必要はなく時間の経過とともに元の状態に戻っていくのです。
ヒアルロン酸豊胸を受けるデメリット
次に、ヒアルロン酸豊胸を受けるデメリットについて紹介しましょう。
効果の持続は1〜2年間
先ほどもお伝えしたように、ヒアルロン酸豊胸の効果が得られる持続期間は比較的短いです。
1〜2年間で少しずつ元の胸のサイズに戻っていくため、効果を継続したいと考えるのであれば、定期的に手術を受ける必要があります。
このようなことから、長期的なコストを考えると、多くの費用がかかってしまうでしょう。
大幅なサイズアップはできない
自然な仕上がりになるというメリットの裏返しでもありますが、ヒアルロン酸豊胸でバストアップ可能なサイズには限界があり、1カップまでと言われています。
あまりに多くのヒアルロン酸を注入すると、手術中に溢れてきてしまう・触り心地が硬くなるなどの問題が起こるためです。
触り心地が硬い
ヒアルロン酸と聞くと、液体を思い浮かべる方が多いようですが、豊胸手術に用いられるヒアルロン酸は粒子が荒いために触り心地が硬くなります。
だからこそ体に吸収されにくく、一定期間は胸のサイズを大きく維持できるのです。
ヒアルロン酸豊胸の失敗事例
ヒアルロン酸豊胸を受けようと考えている方は、考えられる失敗についてお知っておく必要があります。
ここでは、その失敗事例と原因をまとめました。
胸にしこりができてしまった
注入されたヒアルロン酸には体内で皮膜が形成されますが、本来であれば皮膜とともに問題なく体に吸収されていきます。
しかし、手術方法に問題があった場合やヒアルロン酸の注入量が多過ぎた時には、体の拒絶反応が強くなって通常よりも厚い皮膜が形成されるのです。
厚すぎる皮膜は体に吸収されず、しこりになってしまうでしょう。
また、皮膚の近くに注入してしまった時にも、しこりになる可能性は高まります。
しこりを放置してしこりが炎症を起こし、瘢痕化すれば胸を切開して取り除くしかありません。
感染症にかかった
稀な事例ですが、手術中に体内に入った細菌がヒアルロン酸で炎症を起こす場合があります。
特に、ヒアルロン酸を注入する棒が短いと、皮膚にあるブドウ球菌が原因で感染症にかかりやすくなるのです。
抗生剤の点滴や内服で改善できなかった場合には、ヒアルロン酸を吸引して取り除くことになるでしょう。
長期的に理想のバストを維持したい方には脂肪再生豊胸がおすすめ
ヒアルロン酸豊胸について細かな情報をお伝えしましたが、やはり効果の持続期間が短いという部分は大きなデメリットであると言えます。
ヒアルロン酸豊胸のリスクを知りたい方は「ヒアルロン酸豊胸って硬くなる?起こりうるデメリット・リスク」をご覧ください。
せっかく豊胸手術を受けるのであれば、誰もがずっと理想的なバストを維持したいと思うものでしょう。
ヒアルロン酸豊胸と脂肪再生豊胸の違い
ヒアルロン酸豊胸と脂肪再生豊胸は、注射による注入で手術が完了するという点は同じです。
脂肪再生豊胸では脂肪再生豊胸溶液という脂肪を活性化させるための溶液が利用されます。
脂肪再生豊胸溶液は手術後約3週間以内に体外に排出され、増やされた脂肪のみが胸に残るのです。
増やされた脂肪は胸以外の脂肪と同じものであるため、時間の経過によって胸が小さくなってしまう恐れもなく、その触り心地に違和感もありません。
まとめ
脂肪再生豊胸は自然な見た目・触り心地の胸が手に入る理想的な豊胸手術であり、ヒアルロン酸豊胸のデメリットを十分にカバーできます。
ヒアルロン酸豊胸と同じように体に与える負担を最小限に抑えられる手術でありながら、半永久的な効果が期待できるのです。
豊胸手術によって理想のバストを手に入れるのであれば、その効果がずっと続く手術方法を選択するようにしましょう。